先祖歴
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家系図をつくろうと思ったとき、まず気になるのが「何代前までわかるのか」ということです。答えは、何を手がかりにするかで変わります。戸籍なら、多くの家で5代前から6代前まで。その先は、お墓や過去帳、古い記録をたどっていきます。このページでは、手がかりごとの目安と、何代前に何人の先祖がいるのかをまとめました。
| 手がかり | さかのぼれる目安 | どこにあるか |
|---|---|---|
| 家族の話・写真 | 2代前から3代前(祖父母、曾祖父母) | 家族、親せき、アルバム、年賀状 |
| 戸籍 | 5代前から6代前、およそ150年 | 本籍地の役所。近くの窓口でもまとめて頼める |
| お墓・位牌・過去帳 | 江戸時代の中ごろまで届くことも | 墓地、仏壇、菩提寺 |
| 宗門人別改帳などの古文書 | 江戸時代のはじめごろまで届くことも | 村の旧家、郷土資料館、県の文書館 |
| 家に伝わる系図・言い伝え | 家によって、さらに前まで | 家の蔵、本家、同じ名字の一族 |
下の段へ行くほど、残っているかどうかは家や土地によってまちまちになり、読みとるのも難しくなります。まずは家族の話と戸籍で、確かな土台をつくるのが近道です。
役所で取れるいちばん古い戸籍は、多くの場合、明治19年の決まりで作られた戸籍です。その戸籍に書かれた戸主の父母の名前までわかれば、江戸時代の終わりごろに生まれた先祖にたどり着きます。今の大人から数えて、5代前から6代前、年にしておよそ150年です。
ただし、古い戸籍は、閉じられてから150年たつと処分してよいことになっていて、すでに処分された戸籍もあります。取れるうちに取っておくのがおすすめです。頼み方と手数料は「戸籍で家系図をつくる手順と費用」にまとめています。
戸籍の先は、次のような手がかりをたどります。
江戸時代の古文書は、くずし字で書かれています。読むのが難しいときは、郷土資料館や文書館の人にたずねると、読み方を教えてもらえることもあります。
自分には父と母の2人がいて、その父と母にも2人ずつ。こうして一代さかのぼるごとに、先祖の数は2倍になります。一代をおよそ30年として数えると、次のようになります。
| 何代前 | 呼び方 | その代の先祖 | そこまでの合計 | およそ何年前 |
|---|---|---|---|---|
| 1代前 | 父母 | 2人 | 2人 | 30年前 |
| 2代前 | 祖父母 | 4人 | 6人 | 60年前 |
| 3代前 | 曾祖父母 | 8人 | 14人 | 90年前 |
| 4代前 | 高祖父母 | 16人 | 30人 | 120年前 |
| 5代前 | 五代前の先祖 | 32人 | 62人 | 150年前 |
| 6代前 | 六代前の先祖 | 64人 | 126人 | 180年前 |
| 8代前 | 八代前の先祖 | 256人 | 510人 | 240年前 |
| 10代前 | 十代前の先祖 | 1,024人 | 2,046人 | 300年前 |
| 15代前 | 十五代前の先祖 | 32,768人 | 65,534人 | 450年前 |
| 20代前 | 二十代前の先祖 | およそ105万人 | およそ210万人 | 600年前 |
10代前、江戸時代の中ごろには、数の上で1024人の先祖がいます。だれか一人でも欠けていたら、今の自分はいません。そう思うと、一人ひとりの名前を残しておきたくなります。
その一人ひとりが、子や孫に何を託してきたのかは、「受け継がれる想い」にまとめています。
実際には、昔は同じ村の中や、近い親せきどうしの結婚も多かったので、同じ先祖が何度も重なって出てきます。代が増えるほど、本当の人数は、この数よりずっと少なくなります。
「家系図をつくる」の「扇の形」の図では、何代前までの先祖のうち、何人がわかっているかが一目でわかります。
「昔の庶民には名字がなかった」と言われることがあります。けれど、公に名のることが許されていなかっただけで、村の中や、お寺の記録などで、名字を使っていた家は多くありました。
明治になり、1870年(明治3年)に、だれでも名字を名のってよいことになりました。それでも名のらない人がいたため、1875年(明治8年)に、だれもが名字を名のるよう決められました。今の名字が、このときに初めてつけられた家もあれば、それより前から使っていた名字を、そのまま届けた家もあります。
名字や名前にこめられた意味は、姉妹サイトの姓名月で読み解けます。
8代前の先祖は、だいたい何年前ですか?
一代をおよそ30年として数えると、8代前はおよそ240年前、江戸時代の中ごろです。8代前の先祖は、数の上では256人います。
15代前の先祖は、何年前ですか?
一代をおよそ30年として数えると、およそ450年前、戦国時代のころです。数の上では32,768人になります。
戸籍で家系図を作ると、いくらかかりますか?
手数料は、多くの市区町村で戸籍謄本が1通450円、除籍謄本と改製原戸籍謄本が1通750円です。多くの家では、合わせて数千円から1万円ほどです。詳しくは戸籍で家系図をつくる手順と費用へ。
戸籍だけで、何代前までわかりますか?
多くの家で、5代前から6代前、江戸時代の終わりに生まれた先祖までわかります。年にして、およそ150年です。古い戸籍が処分されていると、それより手前で止まることもあります。
10代前の先祖は何人いますか?
数の上では1024人です。ただ、同じ人が何度も重なって出てくるので、実際の人数はもっと少なくなります。
江戸時代の庶民に、名字はありましたか?
公には名のれませんでしたが、村の中などで名字を使っていた家は多くありました。だれもが名字を名のるよう決められたのは、1875年(明治8年)です。
先祖が武士だったかどうかは、わかりますか?
戸籍のはじめのころには、族籍(士族、平民など)が書かれていることがあります。ただ、これは差別につながってきた書きこみでもあります。家の中の記録として受けとめ、人の値うちを家柄で決めることには使わないようにしましょう。
参考にした資料